鯖街道の日プロジェクトとは - 公式・鯖街道の日プロジェクト!

鯖街道の日プロジェクトとは

~1000年後の食卓のために。~
Since 2019

平成25年、和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、それを機に『御食国若狭と鯖街道』は海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群として、平成27年、日本遺産第一号認定を文化庁より受けました。そして平成30年には福井県立若狭高等学校で開発された鯖の缶詰が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙日本食に認定されました。また、アメリカ航空宇宙局(NASA)では火星まで三日間で到着できる日は近いと宣言しており、まさしく、宇宙への鯖街道が延びようとしているのです。

その昔、人々は何を想い塩や鯖を都に運んだのか。
そして都から何が運ばれたのか。

御食国として都の食文化を支えた若狭から、京都まで続く五つの街道。
千年余続く往来の歴史の中で、街道沿いには港、城下町、宿場町が栄え、往来によりもたらされた祭礼、芸能、仏教文化が、街道沿いから農漁村にまで広く伝播し、独自の発展を遂げました。

今もなお、鯖街道沿いには当時の賑わいを伝える町並みと共に豊かな自然や、受け継がれてきた食や祭礼等、様々な文化が息づいており、全国的にも稀有なほど多彩で密度の高い往来文化遺産群を形成しています。

この歴史と文化が残る鯖街道を中心に、
1000年後の食卓の為に本質的な豊かな暮らしの大切さを伝えていければと思います。

千年のときに想いを馳せ
現在(いま)を感じ、そしてまた千年後に想いを馳せ
その刻を後世に紡いでいける。
このような場所になります様に。